レベッカ・シュガー氏が手掛けたカートゥーンアニメーション、Steven Universe。
本場ではかなりの人気で、新エピソードが公開されるたびに界隈がにぎわってました。
そんなSteven Universeのシーズン1の各エピソードのあらすじをまとめます。個人的な感想も交えて。
以下から、どこ読んでもネタバレがあるのでご注意!
わりとお話の核心を突くようなネタバレもあるので、「まずは自分で全部見てから!」と思ってる方はお戻りくださいませ。
エピソード1からのあらすじが知りたい人はこちらからどうぞ。
シーズン1
シーズン1、すなわち、Steven Universeの始まり部分のお話。
おばかなことをやってのけるかわいいスティーブンが観ることができる、ある意味貴重なシーズン。
以下から各エピソードのあらすじを書いていきます。
Ep.21 Joking Victim
ドーナツ屋で働く2人のお話。
もっというと、仮病でバイトを休んで(女子と)(一瞬だけ)いちゃついた(多分)ラーズにキレるセイディ。
あらすじ
口の中が激辛になったスティーブンは、近くのドーナツ屋に駆け込んで飲み物を飲む。が、その時に慌てすぎてコーヒーを床にぶちまける結果になる。
モップを持ってきたセイディに、スティーブンは僕も手伝うよ!と言って紙ナプキンを床に広がるコーヒーの上に全部ぶちまける。
さらにはラーズが背中が痛いと言い出して、仕事をほったらかしてどこかへ出て行ってしまう。
セイディはうこの状況にんざりするが、スティーブンはラーズの代わりに一時的にドーナツ屋で働くことにする。
ドーナツ屋の従業員ルームでスティーブンが見る「従業員の心得動画のうた」で登場しているのは、今はビーチシティのゲームセンターと遊園地を切り盛りするミスタースマイリーというキャラ。
スマイリーの若かりし頃が映っている。
仕事を終えた2人は、腰が痛いといって家に帰ったラーズにお見舞いのドーナツを持って行こうという流れになり、二人でラーズの家に向かう。
が、ラーズの家で2人は、ラーズとジェニー、サワークリーム、バックが庭のトランポリンで遊んでいる姿を見る。
さらにはピザ屋の娘であるジェニーが飛んだはずみでラーズにぶつかった上、「呼んでくれてありがとね」といった会話まで交わされる。
つまり、ラーズは背中が痛いと嘘をついて、この3人組と遊ぶために丸一日休みをゲットしたということ。
その光景を見たセイディは怒って、ドーナツの箱をごみ箱にぶち込んで帰ってしまう。
そして次の日、スティーブンとアメジストがドーナツ屋に例の激辛の赤い粉を持ってやってくる。
アメジストはセイディに「これでラーズにドッキリを仕掛けたらいいよ」と言い、赤い粉が入ったビンを紹介する。
セイディは赤い粉を山にしてドーナツに盛り付け、それをあとからドーナツ屋にやってきたラーズにあげる。
ちなみにこの日もラーズは「背中がいたい~><」と言っており、それがセイディを無の顔にさせていた。
赤い粉がもりもりに盛られたドーナツをひとくち食べたラーズは火を噴きまくり、ドーナツ屋の店内はもちろん、ビーチシティのいたるところに火をつけて走り回ることになる。
最終的には、ドーナツ屋の従業員の心得ビデオで学んだ「お客さんがドーナツを喉に詰まらせたときの対処法!」を実践したスティーブンによって、ラーズの火を噴きまくる状態は終わる。
セイディはラーズに、赤い粉を盛ったドーナツを食べさせたことを謝るつもりはないと言う。それに対してラーズは、自分はただセイディの助けになりたかっただけだと伝える。さらにラーズは、セイディが一人になりたがっていたから、その気持ちをくんで仮病を使って家に帰ったことも話す。
それを聞いたセイディはラーズが気を使ってくれていたことに初めて気づく。そして、別にそこにいてくれていいし、ドーナツ屋の仕事も一緒にしようといったことを伝える。
話し合うことって大切だね、というはなし。
Ep.22 Steven and the Stevens
ちまたでは「ドラ〇もんにもそういう話あったよな」とたまに話題にされるエピソード。
ジェムのアイテムでタイムリープしたスティーブンが、別の時間軸のスティーブンをどんどん連れてきてカオスになっていく。
あらすじ
そこにはたくさんの砂時計が置いてあるのだが、このうちのどれかひとつだけが正解の砂時計であり、今回ジェムたちが探しているもの。
もし不正解の砂時計に触ってしまうと、また数百年はこの神殿に立ち入ることができなくなってしまう。というのも、海にのまれてしまうため。
各自これだと思った砂時計を案にあげていくが、パールは「気を付けて!前回ここに来た時になにが起きたか覚えてるでしょうね」と注意する。
が、そんなパールの警告もむなしくアメジストは自分が選んだ砂時計に触れてしまう。その瞬間、神殿の窓が割れ、水が中に入ってくる。
急いでこの場を立ち去らなければいけないが、それならとスティーブンは一番小さい砂時計を選んで持ち帰ることに。
海水とカニとかとかと一緒にビーチシティに戻ってきた一行。
アメジストを責めるパールの声をあとに、スティーブンはビーチシティに遊びに行く。
スティーブンはお父さんとビーチシティで開催されるフェスでバンド演奏を披露する約束をしていたのだが、急遽お父さんはそのフェスに行かれなくなってしまう。
というのも、大きすぎる船がお父さんの洗車システムを壊してしまったため。
これにがっかりしたスティーブンだったが、突然「時を戻す力」が発動する。
何事かと驚くスティーブンだが、先ほどの神殿で持ち帰ってきた小さな砂時計が時を戻してくれていることに気付く。
この砂時計の力を利用して、どうにかお父さんをフェスに連れていけるように状況を変えようとするが、同じ場面をやり直すたびにどんどん悪い方向へと行ってしまう。
諦めかけたスティーブンだが、「それなら他の時間軸の僕を連れてきてバンドを組めばいいんじゃん!!!」とひらめく。
そして、最終的には3人のスティーブンを他の時間軸から連れてきて、全部で4人のスティーブンが存在することに。
もともとその時間軸にいたスティーブンは、自分を1番目のスティーブンとして、他のスティーブンたちにも番号と性格を割り当てる。性格というのは、君は忘れっぽい、君はおっちょこちょい、などなど。
スティーブンたちも性格の割り当てに同意する。
が、他のスティーブンたちはまったくのマイペースであり、そのうえ割り当てた性格をあっという間に忘れるというざま。
「僕ってほんとに手が付けられないなぁ…」と1番目のスティーブンはうんざりする。
そしていろいろあり、スティーブンたちを仕切っていた1番目のスティーブンをグループから追放して、3人でバンドをやろうという流れになってしまう。
この状況をみた1番目のスティーブンは、「そもそもスティーブンを連れてきてバンドを組もうと思ったこと自体間違ってる!止めなきゃ!」となる。
そして、スティーブンが一番最初に砂時計の時間超越の力に気付いた時点へと戻る。
が、そのスティーブンを阻止しようと別の時間軸から別のスティーブンが出現する。
これは本格的にまずいと感じたスティーブンは、「そもそも砂時計があるからだめなんだ」となり、自分が砂時計を手に入れることを阻止するためその時点へと時間軸をさかのぼる。
そして、まだスティーブンが神殿にいる時間軸にて、スティーブンは「その砂時計を渡して」とその時間軸のスティーブンに迫る。
その時間軸のスティーブンもジェムたちも混乱している中、どんどん別の時間軸のスティーブンがその場に出現して、砂時計をめぐって喧嘩になる。
最終的にはスティーブンが砂時計を手に入れ、それを床にたたきつけて壊す。
砂時計が壊れたことで別の時間軸からやってきたスティーブンたちは次々と砂になって消えていく。
その中で一番最後まで砂にならずに残っていたスティーブンが、自分が砂になる前にその時間軸のスティーブンに「パパはフェスに出られないよ、船がおおきすぎたんだ」と伝えて消滅。
最終的には、スティーブンはジェムたちと4人のバンドを組んでフェスで演奏をすることができた。
別の時間軸に干渉する系のお話
スティーブンユニバースとは全然関係はないんだけど、ちまたでわりと話題に引っ張りだされるドラ〇もんの話を紹介したいところ。せっかくなので。
こっちも題材はタイムリープ、すなわち別の時間軸に干渉する系のお話。
のび氏が「宿題終わってないよう>< ドラ〇もん、僕の代わりにやっておいてね」とって押入れで寝てしまう。ここが、ストーリーの導入部分。
この量の宿題、一晩で終わらせるのは無理だよ……と困っていたところ、そうだ!他の時間軸からボクを連れてきて、一緒に宿題をやってもらえばいいんだ!とひらめく。
そしてドラ〇もんはタイムマシンに乗って、他の時間軸から自分を引っ張ってくる。
何人かの自分を連れてきて宿題を終わらせようとするドラ〇もんだが、なにやら騒がしくなってくる。
隣の部屋で騒がしくしていたり、とうとう押入れの中にまでドラ〇もんから逃げるドラ〇もんが飛び込んでくるがのび氏は起きないで爆睡。寝る子は育つね。
そして朝、物理的にもぼろぼろになったドラ〇もんが、のび氏に「はいこれ君の宿題。おわったよ…………」と言って、無事任務を完了。
宿題も渡したし、ドラ〇もんがさて寝るかと思った矢先、なんと別の時間軸から別のドラ〇もんがやってくる。そして「宿題が終わらないんだ、手伝って!」と言われてしまう。
ここではじめてドラ〇もんは「ここから先しばらくは別の時間軸ののび氏の宿題をやらなければならない。つまりまだ寝れない」ということに気付く。
無理!回路がショートする!壊れちゃう!!などと言って抵抗するが、別の時間軸へ引っ張っていかれてしまう。
やっと宿題を終わらせて元の時間軸に戻ってこれたと思ったら、また別の時間軸の自分が現れて宿題を手伝えと言われる。
この繰り返しなうえ、全く眠れていないドラ〇もんはとうとうぶちキレて狂暴化する。
……といった感じのお話。
たしかに、別の時間軸から自分を連れてきてその結果自分と喧嘩になるという点では一緒ではあるけど、スティーブンの場合は「砂時計を壊す」ことで一瞬にして解決できるという分、救いがあると思う。
こういう系のタイムリープ小話、オマージュでもなんでもいいからいろんなバリエーションでもっと流行らないかなあ。
Ep.23 Monster Buddies
スティーブンがペットを飼うお話。ちょっとかわいそう。
あらすじ
酸を吐きまくるムカデのような見た目のモンスターを倒した結果、足の本数が減って4足歩行になったちっちゃなモンスターになる。
たてがみがもふもふでちいさくてかわいいモンスターに対して、スティーブンはどうにか心を開いてもらおうとする。
そんなスティーブンの努力?の結果、モンスターはおとなしくなり、スティーブンのあとをついてくるようになる。
スティーブンはそんなモンスターにポテチを食べさせてあげたり、合図で酸を飛ばす芸を教えたりと仲良くやっていく。
そんな中、ジェムたちとスティーブン、そしてそのモンスターの一行はダンジョンに向かう。
ダンジョン内でもそのモンスターの吐く酸によって助けられる場面があり、モンスターのことを「いつか絶対狂暴化する」と今も疑っているジェムたちにもまあまあ評価される。
ダンジョンの最深部の部屋にたどり着いた一行。
部屋の中心にはなにやら液体の中に沈んでいるジェムがあり、それを回収するのが今回の目的。
この液体は素手では触れないため、武器であるガントレットを出現させるガーネット。
しかし、そのガントレットを見て、モンスターは恐怖心から暴れだしてしまう。
モンスターは、ジェムたちが扱う武器に対する恐怖心を克服できていなかったのだ。
暴れだしたモンスターを見て、ジェムたちは応戦状態に入る。スティーブンはやめて!と言うのだが、初めからずっとモンスターを受け入れることができなかったジェムたちは聞く耳を持たない。
が、洞窟内で激しい戦闘をしたせいで、天井から鋭くとがっている石がスティーブンの頭上に落ちてくる。
そのことに気付いたモンスターは、スティーブンを救うためにスティーブンに体当たりしスティーブンを突き飛ばす。そして、自分がその石に貫かれる。
石に貫かれたダメージで、そのモンスターは宝石へと戻ってしまう。
そのモンスターの姿を見たジェムたちは、「あのモンスターにとても良い接し方をした。お母さんもきっと誇りに思うはず」とスティーブンを励ます。さらに、ローズは宝石を回復させる力を持っていたから、多分そのうちあなたにもその力が使えるようになる、と続ける。
しょんぼりしているスティーブンだが、この回ではじめてスティーブンは宝石をバブルすることができた。
ちなみにバブルというのは、宝石を泡の中に入れて保管しておくこと。泡の中に入れた宝石は、宝石の外へ出ることができず、いわば仮死というか永遠の仮眠状態になる。
ジェムたちはいつも、宝石に戻したモンスターたちを泡の中に入れて、テンプル内のガーネットの管轄の部屋に保管している。
この回で出てくるモンスターは「Nephrite」という名前がある。が、ここではモンスターと呼んでしまっているけど…。
訳するならネフライトかな。緑色のきれいな宝石の名前。
Nephriteはあとの回でも再び登場して、今度は四足歩行ではなく人の姿にまで戻ることができる。
そして、最終的にはモンスター化する前の完全な元の姿にまで戻ることができたうえ、ちゃんとセリフをしゃべる場面もある。
このエピソードだけ見るとなんかかわいそう……っていう気持ちになるけど、あとのエピソードを追うごとにはえ~ってなる。
Ep.24 An Indirect Kiss
コニーが視力を取り戻すお話。
ちなみにこの回の題名を訳すと、「間接キス」。
この回で、スティーブンの癒す力が開花したことが判明する。
この力はジェムにも人間にも花や草木にも有効であるが、モノには効き目がない。例えばイスとかね。
それと、このエピソードは「スティーブンの語りによる再現アニメーション」的な部分もある。
コニーに何が起きたかを語っている場面と、コニーとスティーブンが二人でいる場面を行き来しながらストーリーが進む。
あらすじ
場面は転換し、別の日の同じ丘の上。アメジストを追いかけて丘の上まで走ってきたスティーブン。丘にはまだ柵は設置されておらず、丘の絶壁のふちに立ってスティーブンをはらはらさせて楽しむアメジスト。だったのだが、アメジストはうっかり足を滑らせ絶壁から落ちてしまう。幸い地面は砂浜ではあるが、アメジストは運悪く砂浜から突き出ている大岩の真上に顔面から激突する。
大慌てで丘から降りてきてアメジストが大丈夫かどうか確認にし来たスティーブンに、「へーきへきw」と言うが、アメジストに明らかに異変が起きていた。
スティーブンはほんとに平気なの…?というが、アメジストはへーきだからとへらへらしている。
そこに、他のジェムたちがやってくる。二人はアメジストが崖から落ちたところを目撃しており、心配して見に来たとのこと。
アメジストが明らかに普通じゃない様子をみて、ジェムはアメジストの宝石を見せるように言う。アメジストの宝石には大きな亀裂が入っていた。
ジェムたちの体に埋め込まれている宝石は、実はジェムたちの本体であり、これが粉々になってしまうともう2度と元に戻ったり復活することはできなくなる。すなわち、ジェムたちの死を意味する。
その亀裂を見て焦るパールが、「ローズの噴水に行かないと」と言い出す。
そして場面は変わり…ジェムたちとスティーブンはいばらだらけの場所に訪れる。ここはかつてローズクォーツによる癒しの水が常に流れていた場所だったのだが、今はトゲトゲのいばらに覆われていて、かつての噴水の影もない。特にパールはそのことにショックを受け、がっかりする。
いばらをかき分けて進んだ先、ローズクォーツの像が設置された泉があるのだが、なんと噴水の水は枯れてしまっている。
この噴水の水で宝石に入った亀裂やキズを回復することができるというのだが、水が湧いてない限りはどうしようもない。
パールとガーネットは困ってしまうが、当のアメジストは別にどうってことないもんみたいな態度を取り続ける。
突然、いばらがジェムたちを攻撃し始める。この戦闘のせいで、アメジストの宝石に入った亀裂がさらに広がってしまい、とうとうアメジストが話す言葉の音がまともではなくなってしまう。というか、アメジストのセリフ音声が全て逆再生になる。
パールとガーネットはとりあえずこの噴水がある場所一帯を模索して、どうにか解決策もとい泉の水を再び復活させる方法を探しに行くことにする。
あとに残されたアメジストとスティーブン。
再び泉の周辺にいる植物たちが襲い掛かってこようとしたため、2人は慌てて空の噴水の中に入る。
言葉は聞き取れないし人型の姿もとどめられなくなってきたアメジストと、じわじわ広がっていくアメジストの宝石の亀裂を見て、スティーブンは涙を流す。
すると、突然噴水から水が湧きだし、スティーブンは水の中へ。
このとき、水の中から水面を見上げたスティーブンは、ローズクォーツの影がかがみこみ、自分に向かって手を差し伸べている影を見る。慌てて水面へ上がったスティーブンが見たのは、噴水の中心に設置されている、先ほどとなんら変わらないローズクォーツの像だった。水面の揺らぎによってそう見えただけで、気のせいだったのかもしれない……。
無事アメジストの宝石も完璧に修復され、姿も言葉も元に戻ったアメジスト。
そこに、パールとガーネットがどこからか戻ってくる。
スティーブンは2人に、「僕が涙を流したから、噴水が復活したよ!!!」と喜んで報告する。
が、それを聞いたパールは困惑した表情をしたあと、「私たちが水の流れを詰まらせていた植物をどかしたから水が戻ったのよ」と返す。
さらにパールは「あなたは何ひとつもできることがない役立たずだし、私はそんなあなたともう一緒にいたくないわ」と続けるが、それを聞いたコニーに「本当にパールがそんなこと言っの!?」とつっこまれ、スティーブンは「少なくとも僕にはそう聞こえた」という。つまり実際には言ってない。草。
無事にアメジストの宝石を修復できた一行。そこでスティーブンの語りは終わる。
ここで、コニーが変なめまいに気付く。メガネを外してみると、なんと視力が回復していた。「???」となる2人は、ジュースパックに気付く。そのジュースパックは、先にスティーブンが飲んでいたものを、スティーブンの語りの途中でコニーにあげた(厳密にはコニーのメガネと交換した)ものだった。
そのジュースパック、スティーブンがコニーに渡す時に「でも飲んだり戻したりしたよ」と言っていたもの。コニーは「別にいいよ」と言って、ジュースパックをメガネと交換していた。
そのジュースパックのせい、もっと言うとスティーブンの唾液のせいで視力が回復したということに気が付いた2人。
スティーブンは大喜びで、「ジェムたちに報告しなきゃ!!!!!」と言って家の方へ走り去ってしまう。
コニーは「家に帰ったらこのことなんて説明したらいいの!?」と助けを求めるが、スティーブンはもうその場にいない。
親に「魔法的なことが起こって急に視力が戻っちゃった」とはとてもじゃないけど言えないと考えたコニーは、メガネのグラス部分を外して、メガネのフレームだけを今後はかけ続けることを決める。
飲んだり口に含んだものを中に戻したりしてるジュースパックでもいいよと言ってくれる太っ腹なコニーちゃん。
ちなみに、ローズクォーツは彼女が流す涙の中に癒しの力があり、涙によってジェムの宝石を回復していたとのこと。
このエピソード内でパールが語ってくれるが、傷付いたジェムたちを目の前にすると悲しくなってしまうとのこと。
スティーブンのこの癒しの力はあとのエピソードでもちょいちょい活躍する。
しかし、モンスター化してしまった宝石を元に戻すまでの力はこの癒しの力にはないのだった。
Ep.25 Mirror Gem
水を操る青い少女、ラピスラズリちゃん初登場回です!!!!!!!!!!!!!!!
個人的一押しエピソード。スティーブンユニバース知らんよ…という人にもぜひ次の26話と合わせて見てほしい。私は100回くらいは見た。
ちなみに、このエピソードは前編・後編という作りになっているのです。
25話は、次のお話であるエピソード26話の前編となっています。
あらすじ
暇でぐでぐでになっているスティーブンが「遊びに来て~~~」とコニーを誘うが、「これからテニスの練習があるから無理だよ。この前もそう言ったよ」と返されてしまう。しかしコニーは、「もうすぐに夏休みに入るから、そしたら遊べるよ」と続ける。
しかし、学校というものに行ったことのないスティーブン。「夏休み」とは何なのかが分からず、コニーに尋ねる。それに対してコニーは、「”学校”がずーっとない、すっごく楽しい期間のことだよ」と説明する。「学校」という単語も分かっていないスティーブンだったが、コニーとの電話はそこで終わる。
場面は変わり、家のリビングへ。
学校で使われるいろいろな道具を積み上げて、それを眺めながら「学校」とは一体どんなものなのか悩むスティーブンの前に、パールが現れる。そこでパールに「どうしてコニーに聞かなかったの?」とつっこまれる。
パールは、学校というものが「何かを学ぶ場所」であることをスティーブンから聞いた途端、がっつりテンションが上がる。
テンションが上がったパールは、謎の声を発しながら頭の宝石からジェムの特別な鏡を召喚する。
パールはその鏡をスティーブンに渡し、「これはジェムたちの歴史や文化を知ることのできる鏡なの。聞いたことはなんでも鏡に光景が映されて教えてくれる」と説明する。ちなみに、この鏡はギャラクシーワープという、ジェムたちの移動手段として主に使われているワープパッドがたくさん置いてある場所で見つけたとのこと。ギャラクシーワープの場所には、ジェムたちの故郷であるホームワールドへつながる一番大きなワープパッドも置かれている。
「なんでも教えてくれる鏡」なのだが、パールが試しに使ってみせようとしたところ、鏡はうんともうんともいわない。さらに、鏡の裏面にはめ込まれた宝石には、大きな亀裂が入っている。
パールは「もうずいぶん前の鏡だから、壊れたかなにかしたのね」と言って、若干がっかりして諦める。そしてパールは、学校はこれで終わりとスティーブンに言う。
スティーブンは夏休みだ!!!とはしゃいでビーチシティへとその鏡と一緒に繰り出す。
ドーナツ屋に寄ったあと、道を後ろ向きで歩いていたスティーブンは市長の車にもう少しでひかれそうになる。
だが、鏡がそのことを警告。スティーブンは市長の車を避けることができた。
このことがあり、スティーブンは鏡が全然壊れていないことを知る。
鏡は、ビーチシティで見た光景を駆使しながらスティーブンと会話ができるまでになる。鏡のことをすっかり気に入ったスティーブンは、ジェムたちに報告しに行こう!と言うが、鏡はNOOOOOO!!と拒絶の声をあげる。
そんな鏡をたしなめて、ご機嫌でスティーブンは家に戻る。
家では、スティーブンが積み上げた学校で使われる道具を、完璧な積み上げ方でパールが積みなおしている最中だった。さらに、他のジェムたちもそこにいて、全員がそろっている状態。
そこでスティーブンはさっそく、「鏡を直したんだ!!」といって、例の鏡を紹介する。だが、鏡はうんともすんとも言わない。
「恥ずかしがり屋なんだよ」と説明するスティーブンだが、鏡は「(映し出すのは)スティーブンにだけだよ」と伝える。
鏡と会話をはじめたスティーブンを見て、ジェムたちは「あの鏡、やばい」といった雰囲気になる。
ガーネットがスティーブンへ詰め寄り、「鏡を渡して」と言う。
スティーブンは迷うが、鏡がNOOOOO!!と繰り返し叫び始める。ガーネットには鏡を渡せと詰め寄られ、鏡からはNOOOOOと叫ばれ、どうしていいかわからなくなったスティーブンは外へ飛び出す。
海辺付近の岩陰でスティーブンは鏡に一体自分はどうしたらいいのかを尋ねる。
すると鏡は「鏡の裏面にはめ込まれた宝石がある。それを取り外して」と、映像でもってしてスティーブンに伝える。スティーブンは、その通りに実行する。
宝石を取り外した途端、宝石が輝き人型の形を形成し始める。このジェムがラピスラズリ。
そのジェムはスティーブンに「出してくれてありがとう」とお礼を言うが、スティーブンが会話を始める間もなくガーネットたちに見つかってしまう。
ラピスはガーネットたちを見て、「あなたたち3人とも私があの鏡に閉じ込められていることを知っていたのに、よくも今まで放っておいてくれたわね」と激怒して、海水を利用して攻撃を始める。
スティーブンは戦いを止めようとするが、ラピスは聞く耳を持たない。
クリスタルジェムの3人を制圧したラピスは海を切り開くと、スティーブンに「私と一緒に来て」と言う。しかしスティーブンはまごついてしまい、返事を返せないでいると、ラピスはがっかりする。そして最後に「クリスタルジェムのことは信用しないで」と言い残して海の中へ消えていく。
平穏に戻った海を眺めるクリスタルジェムとスティーブン。
ガーネットがスティーブンに外出禁止の罰を出しておわり。
このエピソードの最後のところでラピスが「一緒に来て」と言っているのが、その行き先はどこなのかというと、ラピスが元居た場所、すなわちホームワールドである。
この行き先は次のエピソードで判明する。
個人的にはラピスラズリの過去が一体どんなものなのか、一体どんなやばい大罪をおかしてこんな自嘲しがちな子になっちゃったのかがすっごく気になるところですだれか……。
このエピソードではラピスが「自分なんて…」っていう態度をとるところはまだないけどね。
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